生は楽にあらず、衆苦のあつまるところなり
『教王経開題』
人は都合を優先するかぎり、生きる事は決して楽なことではない。この世は苦しみが集まるところなのです。
天気や仕事、対人関係などのほとんどが自分の都合通りにはなりません。都合が多ければ多いほど苦の数が増えるのです。苦を減らそうと思うなら「都合」を減らせば良い。これを「小欲知足」と言い、欲を小さくし、それで足ることを知れば苦がなくなるのです。