しょうごの機、仰がずんばあるべからず。
『性霊集』
悟りを開く機会というのは、常に心に願っていなければやってこない
奇跡というのは、何もしていない人の元には決して起こりません。スポーツの試合である大逆転勝利も、遭難事故からの奇跡の生還も、「絶対に勝ちたい」「絶対に生きて帰る」などという人々の強い思いがあったからこそ起きたことなのです。悟りの境地に至るのも同じことで、純粋な心をもって仏様と向き合い、常に願っていなければ悟りに至ることはできません。一見不可能に思えることも、純粋な熱意と強い願いを持ち続ければ、奇跡は起こりうるのです。