一心の虚空はもとよりこのかた常住にして不損不減なり
『吽字義』
どんなに心が煩悩に覆われていても、悟りの世界はどこにも動くことなく、無くなることもありません。
悟りの世界は常に存在しており、決してなくなることはありません。つまりどんな人でも煩悩を振り払い、仏様と心を通わせれば悟りの境地に至ることができるのです。これは悟りだけではなく、自分の夢や理想にも言えることです。夢や理想は一度思い描いたら多少変わることがあっても、勝手に壊れたり、無くなったりすることはありません。悟りの世界と同じように、夢や理想もどこにも行かないのです。悟りの境地に至ることも、夢を実現することも決して簡単ではありません。しかし、どちらも自分から諦めない限り、必ず実現可能なところにあるのです。